結婚式の招待状|たなか文代 宇部市議会議員 Official Blog
バスケットには、いつもたくさんのボランティアコーチの方が来て下さいます。その中の一人、Aさん(女性)が帰り際に息子に結婚式の招待状を渡して下さいました。自分の名前が大書された白い封筒を見て「何事?」という表情の息子。あらかじめ口頭でご招待頂けることをうかがってはいましたが、本人には様子がよくのみこめていないようでした。結婚式への出席は、それこそ小学� ��3年生の時、ドイツから帰ってすぐの頃に私の妹の結婚式に出て以来のことです。家に帰って息子と二人で封筒を開けてみると、金色のミッキーとミニーの絵柄の入ったポップアップカードの招待状が入っていました。息子は「緊張する~!」と興奮した様子でしたが、私はこんな晴れの場に「一人で大丈夫?」という不安もちょっぴり。
Aさんと息子はスペシャルオリンピックスの活動を通して知り合いました。出逢った当時、Aさんはまだ県立大の学生さんで、卒論のテーマとして知的障害者へのスポーツ指導ということを取り上げられ、そのとき研究対象(?)となったのがうちの息子でした。卒業後は広島にある国立病院で働かれた時期もありましたが、今は宇部市に拠点を置く社会福祉施設で働かれています。学生の頃からず� ��と福祉に関わる仕事に志を持たれ、スペシャルオリンピックスにもご自分の特技であるバスケットを活かしてボランティアとして参加し続けて下さっています。
ご結婚されて、妊娠・出産などで一時期はお仕事を離れることになるのかもしれませんが、これからはAさんのような女性が恒久的に働ける環境を整備してゆかねば、と強く思います。仕事の時間と質を効率よく組み合わせて、職場環境もより良いものにした上で、雇用者と働く本人とその子どもたちが、満足を共有できるシステムを、何か一つ創れないかな、と考えています。そのためには、まず現場の声を拾って歩かねば。
「今から結婚する」という時の気持ち。私はもうすっかり忘れてしまいましたが(笑)「これから始まる。」といった希望と責任と不安の入� �混じったような気持ではなかったかと思います。そんな二人を見届け、祝福のエールを送る結婚式という場に、一人の「友人」として息子をご招待して下さったことに本当に感謝しています。「おめでとう!」
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