福州の特産工芸品"寿山石彫り"です。

福州の市街地から北方４０ｋｍ、山間の道を車で1時間ほど行くと寿山卿・・・。

ここでで産出する石が"寿山石"です。

赤・黄色・象牙色など 独特の色合が融合した、綺麗な石です。

中国では 赤は生命力・黄色は財力を表すことから、健康と財運が備わるとされています。

福州の"福"と寿山の"寿"が重なり、中国では 縁起がいい石として珍重されています。

道教の３星信仰"福星（幸福）・禄星（封禄）・寿星（長寿）とも結びつき、１０００年以上前から神に供える神聖な石とされています。

主に篆刻用の石印材として日本へも輸出されていますが・・・・・。

今日ご紹介する工芸品は、石にいろいろな彫刻を施した"寿山石彫り"。

福州では毎週土曜日・日曜日に寿山石の市が開かれます。

原石を売る人・印材を売る人・彫刻した置物やアクセサリーを売る人・・・・。

１〜２平米ほどの小さな店が数百店並んでいます。

今日の目的は彫刻の置物、老婆のお土産です。

人物・花・動物・風景・・・、人によってそれぞれ 得意とする題材が違います。

石の質や大きさ・彫刻の違いにより、価格も数百元〜数千元といろいろ・・・。

老婆が買ったのは赤い石に熱帯魚を彫った１５ｃｍほどの置物、ほかに２個・・・。

少し小さいけど、なかなか綺麗です。

福州に来られたら、お土産にぜひ一つ・・・・・。